ヘルパ ====== > Note: この節はまだ執筆中です。 Yii は、一般的なコーディングのタスク、例えば、文字列や配列の操作、HTML コードの生成などを手助けする多くのクラスを提供しています。 これらのヘルパクラスは `yii\helpers` 名前空間の下に編成されており、すべてスタティックなクラス (すなわち、スタティックなプロパティとメソッドのみを含み、インスタンス化すべきでないクラス) です。 ヘルパクラスは、そのスタティックなメソッドの一つを直接に呼び出すことによって使用します。 例えば、 ```php use yii\helpers\Html; echo Html::encode('Test > test'); ``` > Note: [ヘルパクラスをカスタマイズする](#customizing-helper-classes) ことをサポートするために、Yii はコアヘルパクラスのすべてを二つのクラスに分割しています。 > すなわち、基底クラス (例えば `BaseArrayHelper`) と具象クラス (例えば `ArrayHelper`) です。 > ヘルパを使うときは、具象クラスのみを使うべきであり、基底クラスは決して使ってはいけません。 コアヘルパクラス ---------------- 以下のコアヘルパクラスが Yii のリリースにおいて提供されています。 - [配列ヘルパ](helper-array.md) - Console - FileHelper - FormatConverter - [Html ヘルパ](helper-html.md) - HtmlPurifier - Imagine (yii2-imagine エクステンションによって提供) - Inflector - Json - Markdown - StringHelper - [Url ヘルパ](helper-url.md) - VarDumper ヘルパクラスをカスタマイズする ------------------------------ コアヘルパクラス (例えば [[yii\helpers\ArrayHelper]]) をカスタマイズするためには、そのヘルパに対応する基底クラス (例えば [[yii\helpers\BaseArrayHelper]]) を拡張するクラスを作成して、名前空間も含めて、対応する具象クラス (例えば [[yii\helpers\ArrayHelper]]) と同じ名前を付けます。 このクラスが、フレームワークのオリジナルの実装を置き換えるものとしてセットアップされます。 次の例は、[[yii\helpers\ArrayHelper]] クラスの [[yii\helpers\ArrayHelper::merge()|merge()]] メソッドをカスタマイズする方法を示すものです。 ```php