クライアント・スクリプトを扱う ============================== 今日のウェブ・アプリケーションでは、静的な HTML ページがレンダリングされてブラウザに送信されるだけでなく、 JavaScript によって、既存の要素を操作したり、新しいコンテントを AJAX でロードしたりして、 ブラウザに表示されるページを修正します。 このセクションでは、JavaScript と CSS をウェブ・サイトに追加したり、 それらを動的に調整するために Yii によって提供されているメソッドを説明します。 ## スクリプトを登録する [[yii\web\View]] オブジェクトを扱う際には、フロントエンド・スクリプトを動的に登録することが出来ます。 このための専用のメソッドが二つあります。 - インライン・スクリプトのための [[yii\web\View::registerJs()|registerJs()]] - 外部スクリプトのための [[yii\web\View::registerJsFile()|registerJsFile()]] ### インライン・スクリプトを登録する インライン・スクリプトは、設定のためのコード、動的に生成されるコード、および、[ウィジェット](structure-widgets.md) に含まれる再利用可能なフロントエンド・コードが生成する コード断片などです。インライン・スクリプトを追加するためのメソッド [[yii\web\View::registerJs()|registerJs()]] は、次のようにして使うことが出来ます。 ```php $this->registerJs( "$('#myButton').on('click', function() { alert('ボタンがクリックされました'); });", View::POS_READY, 'my-button-handler' ); ``` 最初の引数は、ページに挿入したい実際の JS コードです。これが `